屋根の豆知識

トタン屋根に修理・メンテナンスは必要?

トタン屋根

トタン屋根は安価で耐久性もあり、施工もしやすいことから長い間使われてきた屋根材のひとつです。「耐久性があるのならば修理やメンテナンスは必要ないのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、トタン屋根はサビに弱く、雨漏りしやすい屋根でもあるため、しっかりとしたメンテナンスをする必要があります。

そこで今回は、トタン屋根に修理・メンテナンスが必要な理由について解説します。加えて、トタン屋根の劣化症状や修理の方法、修理費用を抑えるポイントについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

トタン屋根には修理もメンテナンスも必要!

トタンは「亜鉛めっき鋼板」のことで、耐食性や耐火性に優れた素材です。昔から建築資材としてもよく使用されており、寿命も20年〜30年と長いことが特徴です。

寿命が長ければ、修理やメンテナンスが必要ないのでは、とお考えかもしれません。しかし、長く使用するためにも、定期的なメンテナンスや修理は必要です。その理由について、このあと解説しますので、ぜひ参考にしてください。

修理・メンテナンスが必要な理由

トタン屋根に修理やメンテナンスが必要な理由としては、雨漏りにつながるためです。トタンにサビが発生し、腐食することで穴があき、雨漏りを起こすケースが多いのです。

トタン屋根に関わらず、屋根は常に太陽の紫外線や雨風にさらされています。また、海に近い地域では塩害による影響も受けやすいです。積雪地帯などでは、安全対策として融雪剤や凍結防止剤がまかれています。

融雪剤などは塩分を含みます。車が走行することで、融雪剤や凍結防止剤が舞い上がり、屋根に付着することも考えられます。

屋根をはじめとした建物は、このような状況を常に受けています。こうした状況が多く重なることで、ダメージが蓄積され劣化につながります。

トタン屋根の劣化症状

ここでは、トタン屋根にみられる劣化症状について解説します。劣化症状を知ることで、適切な対処ができ、雨漏りを未然に防げます。

色あせ

トタン屋根に色あせがみられるようであれば、表面の塗膜が劣化し、防水機能が落ちている合図です。このまま放置してしまうと、サビや穴あきにつながりますので、塗装などのメンテナンスが必要となります。

傷やへこみ・変形

台風や強風などにより、飛来物で傷やへこみができてしまうこともあります。突風などでもめくれたり、変形してしまったりすることもあります。

このまま放置すると、傷やへこみからサビや穴あきが発生します。強い風が吹いたあとや、台風のあとには見える範囲だけでも確認や点検をしてあげるようにしましょう。

サビや穴あき

トタン屋根にサビや穴あきが発生している場合は、早急にメンテナンスや修理が必要です。

この状態を放置してしまうと雨漏りにつながります。部分的なサビであればサビを落として再塗装、広範囲であれば交換するなどの修理が必要となります。

トタン屋根の修理方法

ここでは、トタン屋根の修理方法について解説します。

色あせや軽度のサビ

トタン屋根に色あせがみられたり、軽度のサビであれば塗装が有効です。色あせは、塗膜が劣化している可能性があり、塗装をすることで防水性が復活します。

軽度のサビであれば、高圧洗浄などでしっかり汚れや、ケレンと呼ばれるサビを落とす下地処理をすることで塗装の密着性を高められます。塗装はカバー工法や葺き替え工事に比べて安価にできます。

ただし、サビが広範囲に及ぶ場合や、穴あきが目立つようであれば交換が必要となるでしょう。

部分的な穴あきや破損

部分的な穴あきや破損であれば、一部分の交換のみ可能です。一部分のみであれば、カバー工法や葺き替え工事など大幅な工事にはならず、費用を抑えられます。

ただし、ルーフィング(防水)シートや下地材まで劣化しているようであれば、部分的な交換はできません。カバー工法や葺き替え工事になってしまうでしょう。

重度のサビや広範囲の傷み

重度のサビや広範囲に傷みがみられるようであれば、補修ではなく、屋根全体の交換工事になります。ルーフィングシートや下地材に劣化がみられないようであればカバー工法が有効です。下地材まで傷みが進んでいるようであれば葺き替え工事による、屋根の全交換となります。

カバー工法は、葺き替え工事に比べて工事費用を安くできますが、既存の屋根に新しい屋根をかぶせるため重くなります。耐震性にも影響を与えます。

葺き替え工事は、既存の屋根も撤去するため、屋根や建物の寿命を大幅に延ばすことができます。下地材に劣化がみられなくても屋根や下地材の耐用年数が近づいているのであれば、葺き替え工事ですべてリフォームしてしまい、安心を買うのもひとつです。

トタン屋根のメンテナンス方法

トタン屋根

トタン屋根の寿命を延ばすためには、日ごろのメンテナンスが大事です。ここでは、具体的なメンテナンス方法について解説します。

汚れ落としや応急処置をする

トタン屋根を劣化させる最大の要因はサビです。汚れを見つけたら、すぐに落とすようにしましょう。汚れであれば、ホースなどを使用して水で汚れを落とすことも、すぐにできるメンテナンスのひとつです。

ただし、屋根に登っての作業は転落の危険性があるためやめましょう。あくまでも見える範囲です。穴があいているのを発見した場合は、まずは専門の業者へ連絡し、修理を依頼しましょう。

応急処置としては、屋根にブルーシートをかぶせたり、防水テープなどでふさぎ、水が入らないようにしておきましょう。

5〜10年ごとに塗装メンテナンスをする

屋根は太陽からの紫外線や雨風にさらされており、日々劣化します。定期的なメンテナンスをすることで、屋根の寿命を延ばすことはできます。

屋根の塗装は使用する塗料にもよりますが、一般的に5〜10年程度が再塗装の目安です。屋根の表面に汚れが目立ってきたり、色あせがみられるようであれば、メンテナンスのタイミングです。

ガルバリウム鋼板へ変更を検討する

トタン屋根をメンテナンスする際、ガルバリウム鋼板への変更を検討するのもひとつです。ひと昔前はトタン屋根が主流でしたが、最近では耐久性や耐食性にすぐれたガルバリウム鋼板が人気です。

ガルバリウム鋼板はトタンよりもサビにくく、耐用年数も30年〜40年程度と長いことも特等です。ただし、定期的に点検や塗装メンテナンスをすることが条件です。

耐久性のある長い屋根に変更することで、屋根修理の頻度が少なく済み、結果的にランニングコストを抑えることにつながります。予算の都合もあると思いますので、現在の家にどの程度長く住むかなど、今後のライフプランを考えたうえで検討するようにしましょう。

トタン屋根の修理費用を抑えるポイント

ここでは、トタン屋根の修理費用を抑えるポイントについて解説します。

2〜3社で相見積もりを取る

補修や修理を依頼する場合は、必ず2〜3社の見積もりを比較するようにしましょう。相見積もりを取る理由としては、費用相場を把握するためです。

費用相場がわからなければ、悪徳業者にだまされるリスクが高くなるためです。馴染みがある業者に対しても同じです。付き合いがあると依頼していた業者の価格は、実は相場よりも高いことも考えられます。

悪徳業者の場合は、低品質な塗料を使い、利益を上乗せしているケースもあります。相場を把握するためにも、必ず複数社から見積もりを取得するようにしましょう。

国や自治体の補助金・助成金を利用する

近年は、耐震性の向上や温暖化防止につながるリフォームには、補助金や助成金が適用になる制度が増えています。

たとえば、「耐震化の改修工事を行った場合、耐震改修に要した費用の20%に相当する額を補助し、上限を40万円とする」などです。

補助率や上限額は、各自治体によって異なります。お住まいの地域がどこまで補助してくれるかは下記の検索サイトか、各自治体に確認してみるとよいでしょう。
一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会 [地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和5年度版)]

火災保険が適用されるか確認する

台風や強風などの自然災害によってトタン屋根が破損した場合は、火災保険が適用になる可能性があります。注意しなければいけないのは、「自然災害のみ」ということです。経年劣化などによる破損は対象外です。

適用になるかは、ご自身が加入されている保険会社へ確認してみるとよいでしょう。地震による破損は地震保険になりますので、こちらも注意してください。

リフォームローンを活用する

リフォームローンは、ローンを利用して屋根修理ができる制度です。手元に資金がなくても工事に必要な資金を確保できるのが特徴です。銀行やクレジットカード会社、フラット35でもおなじみの住宅金融支援機構でも取り扱いがあります。

また、屋根修理や雨漏り修理業者でも銀行やクレジット会社と提携している場合もあります。ただし、借り入れする形になるため、条件によっては審査に通らない場合もあるため注意が必要です。

まとめ:トタン屋根の修理・メンテナンスはR-primeへ!

今回は、トタン屋根に修理・メンテナンスが必要な理由について解説しました。

トタン屋根はサビが発生しやすい屋根材です。劣化症状として、色あせ・傷やへこみ・変形

・サビによる穴あきなどの症状がみられたら、屋根塗装やカバー工法、葺き替え工事といった屋根のリフォームが必要になります。

屋根をリフォームする際は、ガルバリウム鋼板などの耐久性や耐食性に優れた金属屋根材に変更するのもひとつです。

リフォームには自治体による補助金や助成金が適用、リフォームローンなどが活用できる場合もあるため、お住まいの自治体のホームページを確認してみるようにしましょう。

また、修理を依頼する際は、必ず2〜3社から見積もりを取得して、比較検討することをおすすめします。比較検討することで、修理費用の相場を把握でき、悪徳業者にだまされるリスクも減らすことができます。

R-pirimeは、横浜市を中心に活動する屋根修理・雨漏り修理専門業者です。ご相談やお見積、現地調査は無料で行います。トタン屋根のリフォームをお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。

R-prime代表 栗田元気
R-prime代表 栗田元気
横浜市の屋根修理・雨漏り修理はR-primeにお任せください!お客様のご要望やライフプランに合わせた屋根修理・屋根工事をご提案させていただきます。
職人直営店ですので、お問い合わせから施工、アフターフォローまで自社職人が責任を持って対応いたします!

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